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あなたはどっち派?ヨガとピラティスの大きな3つの違い

ヨガとピラティスは同じというイメージを持っている方が非常に多く、どちらを始めるべきかと悩む方がいるほど。


しかし、一見似ているようにみえるヨガとピラティスですが、実は大きく異なります。


そこで、今回は「起源」、「目的」、「呼吸法」の3つの観点からヨガとピラティスの違いを比較していきます。


ヨガとピラティスどちらを始めるべきか悩んでいる方は必見ですよ!

1.起源が違う!

ヨガとピラティスの違いで最初に注目したいのが、「起源」。


ヨガとピラティスの起源を比較すると、実は驚くほどの違いがあります。


ヨガ


ヨガの起源は今から4500年前の古代インドに遡ります。


インダス文明の時代にヨガは仏教の修行法のひとつとされており、瞑想や坐禅から始まり、それらを補助するために様々なポーズが確立されていきました。


長い年月をかけて継承されてきたヨガは、ヨガの根本経典とされる「ヨーガ・スートラ」がヨガの指針となっています。


ヨーガ・スートラでは、ヨガを通して自分を見つめなおし、悟りを開く方法を説いています。


ピラティス


ピラティスは、1920年代にドイツ人のジョセフ・ヒューベルトゥス・ピラティスによって開発されたエクササイズが始まり。


ヨガに比べると、歴史が浅く、ピラティスという名前は開発者の名前がそのまま使われている点も興味深いですよね。


開発者のピラティスは、幼少期から身体が弱く、そんな自分を鍛えるためにヨガや座禅、ボクシング、器械体操など様々な運動を試みました。


その後、独自の運動プログラムを開発し、第一次世界大戦中には負傷した兵士のリハビリを独自の方法で行い、ピラティス・ミソッド発展のきっかけとなりました。


2、目的が違う!

上記でご紹介した通り、ヨガとピラティスは起源が大きく異なることが分かりましたね。


すでにご想像がついている方も多いかもしれませんが、起源が異なると目的も大きく違ってくるのです。


では、下記にてヨガとピラティスの目的を比較してみましょう。


ヨガ


現在のヨガにおいて、その目的は人によりさまざまともいえますが、運動不足解消やストレス緩和、またはダイエットや美容目的でヨガを始めている方も多いです。


しかし、本来のヨガの目的は、もともと仏教の修行法として発展していることもあり、簡単にいうと悟りを開くことです。


もう少し掘り下げて言うと、ポーズ、呼吸法、そして瞑想により心と体を結びつけ、心身を強化し安定した状態へと導くこと。


ヨガのポーズにより身体を心地よく伸ばしたり、深い呼吸や瞑想により、疲労やストレス、不安を緩和し、心身のバランスをとっていくのです。


それが、運動不足やストレスの解消、ダイエットや美容効果にも繋がっているのです。

ピラティス


ピラティスは、開発者のピラティスが独自の運動ミソッドをリハビリとして導入して発展したことからも、医療的な役割が大きいです。


ピラティスは、ほとんど骨盤や背骨に焦点を当てた動きが伴われるため、普段は使わないインナーマッスルを鍛えられることが、ピラティスの醍醐味ともいえます。


そのため、近年ではインナーマッスルと体幹の強化を目的として、ピラティスを行う方が多いです。


ピラティスをすることで、理想的な姿勢と動きを習得し、痛みの改善や怪我・障害の予防、そして運動パフォーマンスの向上を目指すことができるのです。

3、呼吸法が違う!

ヨガもピラティスも呼吸法を大事にしている点は共通しているのですが、両者は相反した呼吸法を取り入れています。


では、下記にて比較してみましょう。


ヨガ


ヨガをする際に、「ポーズを正確にとるよりもまずは呼吸を意識して!」というくらい、ヨガにおいて呼吸法は大切。


ヨガの宗派や種類により呼吸法が異なりますが、基本は腹式呼吸です。


鼻から息を大きくすって、できる限りお腹を膨らませ、息を吐きながらお腹をへこませるというのが基本。


このような深い呼吸を意識的に繰り返すことで、細胞に酸素が送られ血流が良くなり、身体の中に貯まった毒素が身体の外へと排出されます。


また自律神経が整い、腸内環境が改善、ストレスや疲労の緩和にも効果があるのです。 

ピラティス


ヨガの呼吸法が腹式呼吸なのに対して、ピラティスは胸式呼吸。


正式には「胸式ラテラル呼吸」と呼ばれ、’’ラテラル’’ には広げるという意味があります。


胸式ラテラル呼吸では、肋骨を左右に広げるように行います。


お腹が膨らまないように圧力をかけながら息を吸い、胸が膨らむことを意識しましょう。


よく分からないという方は肋骨に手を当てながら息を吸ってみて下さい。


一方、息を吐く時には、お腹周りに圧力をかけながら肋骨を閉じるように息を吐き出します。


胸式ラテラル呼吸は、お腹に力をいれたまま行う呼吸法のため、腹部が鍛えられ、内臓の働きが改善されます。


また、体幹が安定し姿勢もよくなりますよ。

4.あなたはどちら派?

いかがでしたでしょうか?


今回は、ヨガとピラティスの違いを「起源」、「目的」、「呼吸法」の3点からご紹介しました。


ヨガとピラティスは一見類似しているようにみえますが、上記でご紹介した通り両者は大きく異なる運動手法であることが分かりましたね。


ヨガとピラティスどちらを始めるべきか悩んでいる方は、まずその目的を考え、どちらがあなたに合っているのかよく検討してみて下さい。