10月も中旬を過ぎ、秋深まる今日この頃。
季節の変わり目は、寒暖差の影響で体調を崩す方が多いですが、夏バテならぬ「秋バテ」を
ご存知でしょうか?
最近やっと夏の蒸し暑さから解放されたのに、なんだか体が疲れやすいや気持ちが落ち込みやすいなどの症状はありませんか?
このような症状を放置してしまうと、秋を快適に過ごせないうえに、心の病を引き起こす可能性があります。
そこで、今回は秋バテを解消するヨガポーズを3選ご紹介していきます。
1、 秋バテとは?

残暑の厳しさが残る9月とは異なり、10月は秋が深まり気温が徐々に下がりつつある季節であります。
この時期になると体に不調が出やすく、「秋バテ」に陥る方が多いです。
「夏バテはよく聞くけれど、秋バテってなに?」と疑問を抱いている方も多いですが、秋バテとは、夏の疲れと共に日照時間や気温の変化が原因で起きる、体のだるさや疲労、不眠などの症状です。
夏は暑さによる食欲不振や室内の冷房による屋内と屋外での温度差、猛暑からの不眠などが主に夏バテを引き起こします。
一方秋バテは、夏の間に蓄積された疲れや、日照時間の変化、寒暖差、また台風が多いことから気圧の変化が影響し、体の調子を崩す方が多いのです。
また、「秋鬱」という言葉があるように、自律神経の乱れにより心の不調を訴える方も多いです。
あなたは最近気持ちが落ち込みやすくなっていませんか?このような症状があれば、あなたは既に秋バテに陥っている可能性が高いです。
秋は一般的に1年で最も過ごしやすい時期だといわれていますが、体と心に不調を引き起こしやすい季節でもあるので、体調管理が必要になるのです。
2、 秋バテになったら?

秋バテからの体の不調を改善するには、基本的な生活のリズムを整えることが一番です。
休息が足りていないのであれば、睡眠時間を増やしたり、休みを積極的にとる、また食生活が乱れているなら栄養のバランスがとれた食事を3食とりましょう。
さらに運動不足であると感じているなら、ストレッチやヨガ、ランニングなど何かしらの運動を始め、普段の生活を見直すことが大切。
体の不調は日々の生活を見直すことで改善できますが、心の不調は思うように改善できないもの。
そこで、呼吸を深めるヨガを取り入れることで、自分ではコントロールできない自律神経のバランスを整え、心の不調を改善することができます。
では、下記にて秋バテにおすすめのヨガポーズを3選ご紹介していきます。
3、 秋バテにおすすめのヨガポーズ3選
(1) 山のポーズ
太陽礼拝の一部を切り取った「山のポーズ」。
立居のポーズである山のポーズは、背筋を大きく動かすことで、自律神経のバランスを整えます。
山のポーズは、胸を張り背筋を伸ばし、足で大地との一体感を感じながら体を支えましょう。
全身の力を抜いてリラックスしながらポーズをとることがポイント。
場所をとらないポーズなので、仕事の休憩中や家事の合間などにもできてしまうお手軽ポーズであります。
深い呼吸に合わせてポーズをとることで、心も身体もリラックスすることができますよ。
(2) ワニのポーズ
疲労回復効果が高い「ワニのポーズ」は、体のだるさや疲れを癒し、すっきりした感覚を味わえます。
寝たままできる仰向けのポーズであり、体を大きくツイストするので腰回りの筋肉がほぐれて気持ちがいいです。
デスクワークからの疲れを癒すのにも最適。
体をリラックスさせ、呼吸に合わせて全身を伸ばすことで、高いリラックス効果を得ることができます。
ベッドの上でもできるので、就寝前に行うことがおすすめ。
腰回りやお尻の筋肉がほぐれ、心も身体もリラックスした状態になるので、ぐっすり眠ることができますよ。
(3) 猫と牛のポーズ
自律神経のバランスを整えてくれる高い効果をもつ「牛と猫のポーズ」。
猫と牛のポーズは、四つん這いになり背中を丸める・反らすを繰り返すポーズで、’’キャット・アンド・カウのポーズ’’ とも呼ばれています。
呼吸に合わせて背骨が動いていることを感じながらポーズをとることがポイント。
息を吐きながら背中を丸めて猫のポーズをとり、息を吸いながら体を反らせる牛のポーズと、背中をリズミカルに動かしましょう。
背中周りを動かすことで、緊張がほぐれ高いリラックス効果を得られるとともに、血行もよくなります。
4、 ヨガで秋バテを解消しよう!

今回は秋バテを解消する3つのヨガポーズをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
秋バテは夏バテとは異なり心の不調が伴うので、ヨガが最適であることが分かりましたね。
規則正しい生活を心がけ、ヨガをすることで心と体のバランスを整え、今年は快適に秋を楽しんではいかがですか?